2024.07.04

腰椎後縦靭帯骨化症

ようついこうじゅうじんたいこつかしょう

脊椎(せきつい)は、人体の中心に位置し、頭部から骨盤まで伸びている一連の骨の集合体です。脊椎は身体を支え、脊髄(せきずい)を保護する役割を持ち、運動や姿勢の維持に重要な役割を果たしています。

頚椎後縦靭帯骨化症(読み方:けいついこうじゅうじんたいこつかしょう)、別名OPPLは、頚椎の後縦靭帯(こうじゅうじんたい)が異常に骨化し、硬くなる疾患です。後縦靭帯は、脊椎の内部を縦方向に走る靭帯で、脊椎を安定させる役割を持っています。この靭帯が骨化すると、脊髄や神経根を圧迫し、さまざまな神経症状を引き起こします。