脊椎ドック(脊椎精密検査)
SPINE DOCK
疾患の早期発見のために、
脊椎ドックをおすすめします。
日常生活で、首や腰に不調を感じておられる方は非常に多く、ほとんどの場合は悪い姿勢や運動不足に起因するものですが、なかには、発育性頚部脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍、骨粗鬆症などのように放置しておくと手遅れになる病気もあります。
悪い姿勢や運動不足が継続すると、取り返しのつかない背骨の変形につながることもあるため、脊椎ドックにより、これらの重大な病気が潜んでいないか、あるいは背骨に変形が発生していないかどうかを明らかにして、予防策を講じていくことが、高齢になっても健康を保つために大切なことです。
痛みや痺れなどの原因を
究明し適切な治療に
つなげていくための検査
脊椎ドック(脊椎精密検査)とは、痛み・しびれなどの原因を究明して、適切な治療につなげていくことを目的とした検査です。腰の痛み、手足のしびれ、背中の痛み、首や肩の痛み、重度の肩こり、歩くと足がだるくなるなどの症状がある方にお勧めします。
脊椎(背骨)は人間の体を支え、歩行時の衝撃吸収や神経の中軸である脊髄(神経幹)が通っている重要な器官です。痛み・しびれなどの原因を明らかにすることは容易なものではありませんが、脊椎ドックでは、MRI・レントゲン機能撮影等の精密画像診断法を使用し、脊椎の専門医師があらゆる角度から原因を追究して参ります。他の病院で症状が改善しなかった方、手術が必要と言われて不安な方、手術は不要と言われて痛みに耐えている方も脊椎ドックをお受けになって、これから先どうされていくかを検討されてはいかがでしょうか。
対象者について
食事を抜く必要はありません。
脊椎ドックには、電話予約が必要です。
- 脊椎・脊髄の健康状態を詳細に知っておきたい方
- 治療法の選択を迷っている方
- 手術に不安があり、セカンドオピニオンを求めている方
- 低侵襲での脊椎手術を受けられたい方
検査・費用について
検査費用は33,000円(税込)です。検査時間はおよそ1時間程度です。
人間ドックのオプション検査としても受診可能です。
診察と結果説明は、火曜日、木曜日(16:00~17:00)に行います。
救急患者様の診療を優先しておりますので、お待たせすることがあります。ご了承下さい。
- 頚椎レントゲン(4方向)
頚椎の変形、配列、動きを大まかに調べます - 腰椎レントゲン(4方向)
腰椎の変形、配列、動きを大まかに調べます - 全脊椎MRI(T2強調画像矢状断と水平断)
脊髄や神経に異常がないかどうか、圧迫がないかどうかを詳細に検査します - 骨塩定量検査
骨粗鬆症がないかどうか(骨がもろくないかどうか)を検査します
検査方法と当日の流れ
以下の方法と流れで検査を行います。
1 MRI検査
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症等の椎間板・神経の状態を把握します。
2 レントゲン機能撮影・骨塩定量検査
脊椎不安定性(がたついた動き)、ゆがみ、骨の質等を把握します。
骨がもろくなっていないか調べます。
3 診察・結果説明
検査(レントゲン、MRI、骨塩定量検査)をもとに、脊椎の健康状態について具体的に説明いたします。
異常が見つかった場合は、その原因や程度について詳しくご説明します。
4 検査後の流れ
後日結果票を郵送いたします。異常のない場合は、日常生活における注意点をお伝えさせて頂き、異常がある場合は専門医の診断をおすすめします。
検査装置について
以下の撮影装置で検査を行います。
一般撮影装置
KONICA MINOLTA製 AeroDR PREMIUM
一般的に「レントゲン写真」と呼ばれる骨の撮影で、胸部や腹部などいろいろな部位の骨を撮影します。
現在では、フラットパネルディテクタ(FPD)というX線の画像をデジタルで取り込める装置でフィルムという形ではなく、モニターで診断できるようになっております。
超電導磁気共鳴診断装置
MRI(magnetic resonance imaging)SEIMENS製 Skyra 3.0T
MRI装置は、X線CT装置などと異なり放射線を使用しないため被ばくの心配がなく、人体のあらゆる方向の断層の画像を得ることができ、また造影剤を使用することなく血管を描出することも可能です。腹部、脊椎はもとより、血管、四肢などの検査も可能で、最先端の画像診断装置として活躍しています。 以前の1.5T機器よりも磁場強度が上がり高画質になっています。
ご予約について
脊椎ドックご希望の方は、下記連絡先までご予約ください。
脊椎ドックお問い合わせ受付時間:9:00〜17:00
072-891-0331